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森林保全ボランティア作業安全研修(小型移動式クレーン運転技能講習)レポート

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森林保全ボランティア作業安全研修(中級)「小型移動式クレーン運転技能講習」が、県立森林研修センター研修館にて行われました。

12月5日、6日を学科、12日実技の日程を修了し、6名の受講者全員が見事合格です。

 

学科では、基本的な知識から、作業の安全確保、電気、力学、法令まで学びました。

災害の現状の話では、年間にクレーン事故による災害件数が全国で100件くらいあり、高知県ではケガをする割合が全国平均よりも高いということでした。また災害の70~80%が誤操作や安全環境等の欠如によるものであり、正しい使用方法と確認等による安全確保の必要性を理解しました。

 

3日目の実技では、実際に小型クレーンを操っての研修を行いました。

トラックのエンジンを掛け、PTO(エンジンの動力をクレーン用に利用する装置)の切り替え、アウトリガー(作業の安定性を増すための張出し脚)の設置、周囲の安全確認など、操作する前にやるべき事はたくさんあります。

クレーン操作に入ると、まず振れ止め、旋回、水平移動の練習を行いました。当日は風が少し強かったこともあり、いかに安全にスムーズに荷を移動させるかの難しさが実感できます。

受講者の皆さんは、何度か練習するうちに、少しずつ確実に上達していました。

最後に試験を行い、全員が合格となりました。おめでとうございます。

 

朝から夕方までみっちりと過ごした3日間でしたが、受講者から活発に質問が出るなど、意欲が途切れることなく真剣に学んだ研修となったのではないでしょうか。

講習会の内容には操作系の技能だけでなく、安全衛生における知識、災害の防止活動など、作業現場で実際に役立ち、共有できることがたくさんあります。

高知県林業労働力確保支援センターでは、森林ボランティアを対象とした安全研修をこの他にも実施しており、来年度も開催する予定です。

森林ボランティアのみなさんが、安全に継続して活動を行っていくために、このような講習会に参加してみてはいかがでしょうか。

当サイトでは、研修等の開催情報を提供しています。トップページの「お知らせ」コーナーに掲示していますので、詳しくはそちらからご覧ください。